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カツラの葉っぱ 大好き!

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東インド会社あれこれR3

<東インド会社あれこれR3>
図書館で『スパイス戦争』という本を借りて読んでいるところです。
太子はこれまでに、東インド会社や倭寇や海上覇権にからむ本を読んできたわけで、ツボのようなそれらを集めてみました。

・ハイパー世界史用語集「香辛料」
・ハイパー世界史用語集「イギリス東インド会社」
・『スパイス戦争』(2000年刊)
・『ラッフルズ』(2019年刊)
・『東インド会社とアジアの海賊』(2015年刊)
・『紅茶スパイ』(2011年刊)

アヘン戦争英メネシス号の中国兵船砲撃

R3:「ラッフルズ」を追加
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ハイパー世界史用語集「香辛料」
ハイパー世界史用語集「イギリス東インド会社」

『スパイス戦争』1:プロローグ
『スパイス戦争』2:探検隊の悲劇
『スパイス戦争』3:日本人海賊の登場

『ラッフルズ』2:ラッフルズがもたらしたもの
『ラッフルズ』1:イギリス東インド会社や私貿易商人

『東インド会社とアジアの海賊』1:東インド会社の特徴や商品
『東インド会社とアジアの海賊』2:徽州海商と後期倭寇
『東インド会社とアジアの海賊』3:ポルトガル人や後期倭寇の海賊行為
『東インド会社とアジアの海賊』4:オランダ東インド会社の登場
『東インド会社とアジアの海賊』5:オランダ東インド会社のダークサイド
『東インド会社とアジアの海賊』6:清朝に雇われたイギリス海軍
『東インド会社とアジアの海賊』7:アヘン戦争と清朝水師


『紅茶スパイ』1:プロローグ
『紅茶スパイ』2:庭園を愛でるイギリス人
『紅茶スパイ』3:1848年東インド会社本社
『紅茶スパイ』4:1848年チェルシー薬草園
『紅茶スパイ』5:中国への再渡航
『紅茶スパイ』6:アヘン貿易
『紅茶スパイ』7:フォーチュン余話

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ハイパー世界史用語集「イギリス東インド会社」より
(1)1600年、ロンドンの商人がインド以西のアジア各地との貿易を独占するため、エリザベス1世の特許を得て設立した。1601年からアジア貿易を開始したが1航海ごとに資金を集める形態であったため、1602年に始まるオランダ東インド会社に後れをとるようになり、東南アジアの香辛料貿易からは撤退し、インド経営を主力とするようになった。

 イギリス絶対王政の最盛期、テューダー朝のエリザベス1世は、1600年12月31日、正式に「イギリス東インド会社」、つまり「東インド諸地域に貿易するロンドン商人たちの総裁とその会社」を法人と認める特許状を下付した。従って「東インド会社」East India Company というのは通称であるが、EICの略称は広く世界に知られるようになった。
 最初の東インド会社船4隻がロンドンを発ったのは1601年3月であった。500人以上が乗り組み、大砲を110門備えた武装船団であった。翌年10月にスマトラのアチェに到着、さらにジャワ島のバンテンに立ち寄り、マラッカ海峡ではポルトガル船を襲い、積荷の胡椒などを略奪、1603年9月に無事イギリスに戻り、103万ポンドの胡椒を持ち帰った。ロンドンに入荷した胡椒はそこからヨーロッパ各地に売りさばかれた。


■オランダ東インド会社との競争
イギリス東インド会社は、国王から貿易の特権を与えられた特許会社であり、それ以後、オランダ、フランス、デンマーク、スウェーデンといった西ヨーロッパ諸国が競って設立した東インド会社の最初のものである。その手本となったのは、すでに存在していたロンドン商人による地中海での東方貿易のためのレヴァント会社であった。それは一航海ごとに資金(株)を集め、船が帰国した後にその輸入品またはその販売代金を、投資額に比例して利益を分配するという株式会社の形態を採っていた。しかし、航海ごとに利益は分配されたため、恒常的・組織的な株式会社としては不十分なものであった。イギリスより遅れたが1602年に発足したオランダ東インド会社は、1回の航海ごとではなく、永続的に資金を集め、組織的な会社を組織し、利益を配当する形式をとったので、実質的な最初の株式会社と言うことができ、イギリスの東インド会社はその競争では後れをとることになる。
 イギリス東インド会社は一時、オランダ東インド会社との合同も考えたが、反対も強く、とくに1623年のアンボイナ事件での両国の対立から、イギリスは東南アジア地域から撤退し、インド亜大陸経営に方向を転じる。1643年には現在のイラクのバスラに商館を設け、西アジアにも進出した。


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【スパイス戦争】


ジャイルズ・ミルトン著、朝日新聞出版、2000年刊

<「BOOK」データベース>より
香料残酷物語。アジアの片隅の小さな島々が歴史の流れを変えていく!黄金より貴重なスパイス、ナツメグの支配権をめぐって血なまぐさい戦いを繰り広げるイギリスとオランダ。埋もれた史料から、その渦中にいた人々の勇気と知略、残虐さと陰謀を活写して、英米でベストセラーになった傑作歴史ノンフィクション。

<読む前の大使寸評>
イギリスとオランダの戦いに日本人傭兵もからむという、波乱にみちた南シナ海を描くノンフィクションが、興味深いのである。

rakutenスパイス戦争

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【ラッフルズ】


坪井祐司著、山川出版社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
シンガポールの建設者ラッフルズは、フランス革命でヨーロッパが激動した時代、自由主義の理想に燃えてアジアに赴いた。ラッフルズは、ジャワでは農民を封建領主から解放し、シンガポールでは海賊や奴隷制を排除して自由な交易空間をつくろうと試みた。彼を迎えた東南アジアには、豊かな海の交易世界と華人やムスリムなど多様な人びとからなる折り重なったネットワークが広がっていた。ラッフルズがもたらした「近代」は地域や人びとをどのように変えたのだろうか。

<読む前の大使寸評>
ラッフルズは英国・東インド会社の社員だったが理想主義であったことが特異なんですね。
インド、東アジアを舞台に暴れ回った東インド会社が興味深いのです。

rakutenラッフルズ

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【東インド会社とアジアの海賊】
東インド

東洋文庫編、勉誠出版、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
誰が海賊だったのか?海賊の多様性を歴史から読み解く。17世紀初頭にヨーロッパで誕生した東インド会社とその海上覇権の確立にあたって大きな障壁となった現地の海賊たち。両者は善と悪という単純な図式では表せない関係にあった。東インド会社もまた海賊であったー。東インド会社と海賊の攻防と、活動の実態を明らかにする。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、アジアの海賊、国姓爺、アヘン戦争とか興味深い史実が見られます。要するに、清朝末期の列強の大陸侵食が興味深いのでおます。

rakuten東インド会社とアジアの海賊


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【紅茶スパイ】
紅茶

サラ・ローズ著、原書房、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
19世紀、中国がひた隠ししてきた茶の製法とタネを入手するため、英国人凄腕プラントハンター/ロバート・フォーチュンが中国奥地に潜入…。アヘン戦争直後の激動の時代を背景に、ミステリアスな紅茶の歴史を描いた、面白さ抜群の歴史ノンフィクション。

<読む前の大使寸評>
ちょっと硬い視点かもしれないけど、アヘン戦争当時のイギリスの帝国主義、植民地主義を知りたいわけでおます。

rakuten紅茶スパイ


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